Les Enfants Terribles ; 『恐るべき子供たち』

最近、『恐るべき子供たち』を読了。

Recently I read a book,  "Les Enfants Terribles" of Jean Cocteau.



ジャン・コクトーさんの短編小説です。
有名なのでご存知の方も多いかと…。



全く生活力・生活感のない子どもたちが、そのまま無菌状態で大人になろうとして破綻。アンビバレントな感情が美しく描かれている。

…と言えばそうなのですが、
典型的な金持ちユダヤ人(ミカエル)、病弱で自己中な弟(ポール)、権力・体力ともに最高レベル・憧れの同級生(ダンジュロス)がそれぞれの古典的なまでにその役どころをやりきる!ってかんじ。
ポール以外の登場人物は、まるで蝉が7日間で死んでしまうくらい自然にさらっと非業の死を遂げるし、次から次へとうまいことポコポコ人が死んで都合よく物語が進み、ジャン・コクトーやりよるな、と。
彼は残酷です。

 欧米、とくにヨーロッパでは 「こどもであること」はマイナスのイメージだと思います。
未熟であることを恥とする部分もあり、早く大人に認められよう、大人になろう、という意識が強いような気がします。
そういった意味では日本のように未熟なもの/不完全なもの/幼稚性に対する憧憬や肯定は少ないのかと思います。

また、かれこれ20年くらい前から「子供」という感じを公共では使わなくなってきたような気がしています。
「供」という漢字が軽蔑的な表現だ…といった理由で使用を控えるようになったと記憶しています。
もし、訳者が敢えて「子供」 という漢字を使ったのであれば、意味深いなぁ、なんておもいます。



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