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Sapore di Mamma. / 北イタリアのマンマの味をお料理教室で。

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久しぶりに、 mano a mano  陽子先生のお料理教室に行ってきました。 テーブルも華やか。 今回は生パスタではなく、フォカッチャがメインの、リグーリア尽くしでした。 ☑ 2種類のフォカッチャ(プレーン+紫玉ねぎ&ジャガイモ) ☑ ポルペッタと夏野菜の煮込み ☑ カネストレッリ ☑ アペロールのカクテル 夏野菜はだいすきなズッキーニがごろごろ。 最近は安くなったし、どんどん取り入れたい野菜。 水分が出るし、煮込んで小さくなるので結構大きめにカットするのがポイントのよう。 お肉と煮込む野菜は大きめに。 はじめて作った(といってもほぼ見ていた)フォカッチャも。 寝かせる度にほわほわに成長して、かわいい生地でした。 フォカッチャは意外と簡単。 オリーブオイルと粗塩の組み合わせは最強です。 焼き上がり! お肉は豚肉のひき肉を利用しましたが、粗挽きにすることで触感もしっかりしていて食べごたえあり。 先生はバラ肉を自分でみじん切りにするといいよ、といっていました。 バランスよくお野菜も。 リグーリア州、通ったことしかないので本場の味は不明。 煮込みとか、少し重めのお料理はやはり北の方がおいしいのかも。 南は扱う食材としてもやっぱり魚が多いし、味付けも軽めなきがします。 最後はお楽しみのドルチェ。 こちらもリグーリアのローカルのお菓子、カストレッリ。 聞いたことがなかったので、wikiで調べたところ、どうも語源は不明。 諸説あるらしいけど、カゴ・バスケット(canestra)からきているのでは?との筋が濃厚。 お花をたくさんのカゴに詰めたのかな…?? ということにしておこう…。 お花のカタチが可愛い。 シンプルな材料で、ほっとできる優しい味に。 粉糖で飾ると立派なお菓子に! これがリグーリアのマンマの味なのかしら…? とおもいながらペロリでした。 この秋はイタリアに行くし(ものすごく南にしか行かないけど)、お皿とか、オリーブオイル入れとか、フォークレストとか、塩壺とか…かわいいのに巡り合えるといいな~。 ...

Last Cappuccino at Starbucks? / スタバの異変。

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Grande, Venti & Trenta via dictionary.com 全米のスターバックスに異変あり。 なんと、カプチーノがメニューから人知れず消えているとのこと。 Starbucks quietly took the cappuccino off the menu in many stores, and it makes perfect sense Read: BussinessInsider.com photo via businessinsider.com 記事を読むと、 ☑ カプチーノの泡を作るテクが難しい。    巨大化・グローバル化したフランチャイズ店すべてで同じクオリティを提供するのが難しい。 ☑ ラテとの違いを出しづらい。 ☑ Flat Whiteなる新商品をだし、カプチーノの存在を薄めようとしている節がある。 とのこと。 そうおもうと、イタリアのバールでせっせと作られるふわふわ泡のカプチーノがすきだったわたしは 日本ではほとんどカプチーノを頼まない。 なんでかというと、泡がシャコシャコ…。 そして、おいしくない! バリスタ(基本的にはオッサン)の無骨な態度から想像できない繊細な泡。 それがカプチーノの魅力。 マシーンが一緒でもなかなか再現できないもののようです。 この記事によると、そもそもスターバックスから正式な《カプチーノ終了》の声明が出ていないので すべて推測によるのだけど、ロークオリティが理由でカプチーノを辞めるのであればスタバってすごい。 そこまで真摯にカプチーノをとらえてくれていたなんて…逆に驚きです。 あと、日本では昨年ラテが改良され、すごくおいしくなった。 アメリカではFlat Whiteが代替と見込まれているけど、日本ではそれすらいらないような気がしています。 そもそも日本人でラテとカプッチョを正しく見分け、説明できる人ってあんまりいないとおもう。 もはや進化したラテでいい! ちなみに、スタバのサイズは tall (12 ounces), grande (16), venti (24), and trenta (...

"BELL’ITALIA" for Weekend MaxMara. / トリコロールな写真展“BELL’ITALIA” 。

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ウィークエンド マックスマーラ 、銀座にあるのご存知ですか? Dolce & GabbanaがD&G終了 させたり、 ディーゼルが55DSLを終了 させたり。 要はセカンドラインって続かないよね…なんて思ってたら、大間違い! ウィークエンド マックスマーラ は、イタリアブランド「マックスマーラ(MaxMara)」のカジュアルラインとして1984年に誕生。 これはもはや長寿の部類!(1983年スタートのmiumiuが最長老か?) 2013年12月に銀座店がソフトオープンし、11月7日のファサード完成と共にグランドオープンを迎えました。 本国ボローニャ、パリのサンジェルマンデプレ、ロンドンはノッティングヒルに続き、世界4店舗目の路面店ということです。 そんなグランドオープンを記念して(?)、イタリア人写真家Paolo Simonazziパオロ・シモナッツィさんの写真展が行われていました。 どの写真も伝統の3色(イタリアのトルコロール、赤白緑)がテーマになっていて、可愛くて自然と笑顔になれる作品群! 絵葉書のような“理想”と、軽犯罪が多くカオス的な“現実”のちょうど間… 一瞬一瞬の、誇張のない等身大の美しさが真空保存されたような写真でした。 「ナポリの神様」というタイトルの写真にはやはりマラドーナが。 ちょっと皮肉っぽいものもあったりで、フレンドリーな展示でした。 ■PAOLO SIMONAZZI 写真展「BELL’ITALIA」 会期:2014年11月1日~14日 東京都中央区銀座4-2-2第1弥生ビルディング1&2階 店内での写真撮影は不可でしたが、入場無料で、なんと写真集までいただけました。 太っ腹! そして展示写真も購入可能のよう。

Chocolate Season has come! / チョコレートの季節到来。

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チョコレートケーキ、 キットカット、 ハーゲンダッツ(クッキー&クリーム)、 ショコラショー、 ジャイアントカプリコ、スニッカーズ、パイの実、コアラのマーチ、チロルチョコ、麦チョコ…。 いろんな “チョコレート” がありますが、わたしはガツンと直球板チョコがすき。 明治よりもガーナ。 たった5グラムずつでも、近年どんどん薄くなる板チョコを見つめ、世を憂うのでした。 そんな “直球チョコレート” を愛するわたしのマイベスト、 それはほかでもない ジャンドゥイオッティ です。 うれしいアソート。 ■ジャコメッテ(手ごね) Giacomette fatti a mano ジャンドゥイオッティ・オロ(写真真ん中)と同様の作り方ながら、ヘーゼルナッツの粒々を残したタイプ。 そう。なんと “手ごね(fatti a mano)” なのです! このジャンドゥイオッティがとにかくすき。 カカオの含有率が高いビターでハードなチョコが大人っぽいとは思うけど わたしは断然ねっとり&極甘。 甘くったっていいじゃない。だってチョコなんだもの。 ジャンドゥイオッティはヘーゼルナッツを練りこんだチョコレートでピエモンテ州トリノの名産品です。 その起源はややビターでして、 1865年に原料のカカオが入手困難となる政策がとられたために、大幅な原料不足となりました。 この時白羽の矢がたったのがPiemonte:ピエモンテ特産のnocciola:ヘーゼルナッツだったのです。 これを細かく挽いて混ぜ合わせて作ったのがジャンドゥイオッティの始まりと言われています。(piatti ウェブサイトより) とのこと。 さすが、戦時中の材料不足で椰子の繊維やコルクを素材に用い、独創的なデザインの靴を生み出しましたフェラガモを抱える国。 「見えない靴」もウェッジヒールもプラットフォームソールもピンチから生まれているわけで チョコにも同じ洗礼があったようです。 (時代的にはチョコが先。) パッケージも金の紙で包んだだけ、という潔さ。 華美な装飾はございません。 ふつうのジャンドゥイオッティ(写真左)ももちろん愛人になりたいくらいすきなのですが 手ごねの質感と濃度、...

Traveling is ALL I NEED. / 旅に出たい。

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旅行に行きたい。 オーストラリアにあるグレートバリアリーフ。 もう、旅に出たい、とかじゃなくていい。 旅行でいい。 とにかくじっとしていられないくらいストレス…。 でも、ふつうのオフィスワーカーのため、 旅(もはや旅行)に出られるのは年に一度か二度。 ただ、 趣味ってなに? とか 何のために働いてるの? と聞かれたら、 「休みを取って旅行に行くためだよ~」 といえるくらい、旅行がすき。 今年の夏はパリとバルセロナに行こうと思っています。 それまであと一か月弱。 身が持たない…そんなときは 現実逃避として世界遺産について考えてみる。 今まで行ったことのある世界遺産をまとめてみると 【アジア】 ■中華人民共和国 万里の長城 ■日本 法隆寺地域の仏教建造物 姫路城 古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市) 古都奈良の文化財 富士山-信仰の対象と芸術の源泉 【中央ヨーロッパ】 ■チェコ共和国 プラハ歴史地区 チェスキー・クルムロフ歴史地区 ■ハンガリー ドナウ河岸、ブダ城地区及びアンドラーシ通りを含むブダペスト ■オーストリア共和国 シェーンブルン宮殿と庭園群 ウィーン歴史地区 【北ヨーロッパ】 ■英国 ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会 ロンドン塔 【南ヨーロッパ】 ■スペイン グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン地区 アントニ・ガウディの作品群 古都トレド セビージャの大聖堂、アルカサルとインディアス古文書館 ■フランス共和国 ヴェルサイユの宮殿と庭園 パリのセーヌ河岸 ■イタリア共和国 レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院 ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂 フィレンツェ歴史地区 ヴェネツィアとその潟 シエナ歴史地区 ナポリ歴史地区 モデナの大聖堂、トッレ・チヴィカ及びグランデ広場 アグリジェントの遺跡地域 ヴィッラ・アドリアーナ(ティヴォリ) ■サンマリノ共和国 サンマリノ歴史地区とティターノ山 ■バチ...

Best adress in Roma. / ローマ滞在中、是非とも行ってってほしい場所。

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ロゴはローマ神話のミネルヴァ。 もう10年くらい前になりますが、 ローマ サピエンツァ(Università di Roma - La Sapienza )に留学していました。 イタリアのなかでもとくに歴史遺産が多く、 グローバル化を拒否しているのかと思うくらいコンサバ。 あの スターバックス もイタリアには進出できていません。 と見せかけて、デザインやアイデアは生粋の日本人であるわたしからすると いつも革新的で、何度となくそのギャップに驚かされます。 滞在中、家のレンタルの仕方からエレベーターの乗り降りまで とにかく困ることが多かったです。 衣食住、すべて何かしらトラブルがあったし もちろん大学でもおかしなことだらけでした。 倒れかけのベルルスコーニ政権と公務員の軋轢でストライキが多発し、 大学がなかなかはじまらなかったり、 たまたまみんなに愛されたPapa Benedict XVI (ローマ教皇・ヴェネディクト16世)が亡くなって またもや授業が休みになったり。 とほほ… みたいなことばかりでしたが、あの経験があるから今のわたしがいる! (よくもわるくも) 「たのしかった」とか「つらかった」ではなく、 ただただ「勉強になった」留学体験でした。 そんなところで、ガイドブックに載っていないけどとにかくおすすめ!という場所があります。 Gelateria FASSI Vittorio Emanuele Ⅱ駅からすぐ。 大通りに面しているので、わかりやすいはず。 工場のような広さで、職人ぽいおじさんが数人せっせとジェラートやパスティッチェリを作っています。 わたしはpistacchio(ピスタチオ味)かfior di latte(生乳と生クリームで作ったシンプルな味)が イチオシ。 もちろん、「Cono, com panna!(コーン、生クリーム付き!)」で。 ちなみに、Vittorio Emanuele Ⅱ駅周辺はこのところチャイナタウン化。 そのまえは古き良きローマの下町だったのに…。 すごく治安が悪いと感じたとはないですが(どっちかというとTermini駅周辺の方が気持ち悪い)、 念のためご注意を。 中華食材とかを買いたいひとにはちょう...

Fragrance Wardrobe of TOM FORD / トム フォードの最新フレグランスをレイヤリング!

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圧倒的なクリエイションで席巻するトム フォード。 そのビューティラインが日本に上陸して早一年。 みなさん、もう手に入れました? 最近知った香りの使い方をご紹介! 既成概念にとらわれず、アーティザナルでユニセックス。 このあたりのコンセプトがトム フォードらしく、真剣みが伝わります。 (たまにある、タダのライセンス商品じゃないぞ!とおもいました。) フレグランスワードロープと呼ばれるくらい、自然に身にまとえる品だと思います。 私が気になったのはレイヤリング(重ねづけ)! 全ての組み合わせでレイヤリングができるようにデザインされているようです。 トム フォードが旅したお気に入りの土地、印象的を受けた物からインスパイアされたフレグランスで、彼のこだわりがここにも感じられます。 メインになるのは  華やかでさわやかさな柑橘系の 「ネロリ・ポルトフィーノ」、  ダークで甘美な香りと男性的な木の香りが融合したオリエンタルな 「ノワール・デ・ノワール」、  贅沢なで温かみのある 「タバコ・バニラ」、  セクシーで女性的なフローラルが大胆に香る 「ジャスミン ルージュ」 の4種類。 ネーミングもかわいいです。 そして、この「ネーミングだけだとよくわからないな~」という方こそ、 ぜひカウンターに行ってみてほしい! ともあれ、メインの香りを決めたら、気分やシーンによって香りを追加し、レイヤリング。 対照的なものを組み合わせることも効果的らしく、 いつもより少しエレガントに、マスキュリンに、セクシーに…といろいろな自分を演出できそう。 フレグランスはどんなときも寄り添ってくれる強い味方! 私はよく、寝る前につけています。 誰のためでもない、自分のための香り…。 イタリア語に “sogni d'oro(黄金の眠りを)”、という言葉があるのですが まさにそんなん感じです。 パッケージも構造的でモダン。 自分の魅力をより引き出すアイテムとして使うもよし、 自分だけの空間を演出する名わき役として登場させるもよし。 香りの力を味方につけてレイヤリングを楽しんでみるのが最近の発見! 【参考】 HANKYU BEAUTY トム フォード ビューティ 公式ページ

FUN! FUN! Cinema Italiano

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イタリア映画と言えば、 ロベルト・ロッセリーニ、フェデリコ・フェリーニ、ミケランジェロ・アントニオーニ、ルキノ・ビスコンティ、デ・シーカなどの映画史に残る巨匠軍、 そのあと1980年代以降は『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ、更に『ライフ・イズ・ビューティフル』のロベルト・ベニーニなど… ハリウッド作品とはちがった個性的な作品が多くあります。 しかし、もっと娯楽的で、かつ今のイタリアがよくわかる作品…と言えば、この辺りかと。 『私を撮って (Riprendimi)』 (おはなし) 資金がないけどコンペのために作品を撮りたいエロスは“非正規労働者”の生活を追求するドキュメンタリー映画を作ろうと思いたちます。同業のジョルジョと組んで、友人の売れない俳優ジョヴァンニと仕事が不定期な映画編集助手ルチアの夫婦にターゲットを絞り、撮影開始。 朝から夜までを追いかけて密着取材を始めたところ、夫婦喧嘩の末ジョバンニが家を飛び出し…。 イタリア映画によくある構図ですが… 主人公はイケメンなのですが、まずもってダメ男です。 赤毛可愛い系華奢な美女 VS 黒髪グラマラスセクシー美女。 イタリア男は必ず浮気します。 そして、間違いなく黒髪セクシーを選びます! おいおい、これはポルノか!というくらい、しつこいです。 日本だと女性への配慮から、こんなひどい浮気男の話なんてそもそも作られなさそう…。 ただ、遠慮なく描いてしまえば「これが現実なのだろうな~」とおもう、鋭い作品だと思っています。 最後にカメラを止めるシーンが非常に印象的です。 そう、あなたも演者なのです。 『最後のキス (L'ultimo bacio)』 (おはなし) ジュリアは27歳、カルロは29歳。二人は交際3年目で、子供が生まれる予定なのですが、結婚するつもりはありません。彼らの間は順調に進んでいるかに見えたが、実は異なっていた…というところから物語が始まります。 反復になりますが、男は必ず浮気します。 今回は、彼女の妊娠の直後、その変化について行けず、しかも、未成年を相手に浮気に逃げるパターンです。 イタリア人にありがちな【妊娠出産と結婚は別】という〝結婚したくない男″です。 とにかく結婚とい...