Museum Addict. Yamatane Museum / 山種美術館、その三。

山種美術館の直近の展示がこれまたよい!

現在みられる 【クールな男とおしゃれな女 ―絵の中のよそおい】 です。

松園の美人画と支倉常長。

有職故実。まず、このワードが重要!

平安装束から武家の甲冑など、また江戸時代のアイドル歌舞伎役者の衣装など。

日本の「きもの」はとても優れた発展、進化、受容と変容を遂げてきたことがわかります。



“クールな男” 部門ですが、やはり織田信長さん。

信長が描かれた絵があったのですが、派手なヒョウ&トラ柄。

前田青邨作
しかも、片身替わりというきもので、桃山時代に流行したものらしく、
背縫いを挟んで左右全く違う模様が表わされているのが特徴です。
現代でもこういった「きもの」は存在するようです。



元々は、貧乏下級武士の二枚の着物を繕って一枚にして用いた…ということで
生活の知恵からくるものらしいです。


“おしゃれな女” 部門では、
美人画で有名な上村松園さんの作品と
朝丘雪路さんの父でもある伊東深水さんの作品がとなりにあり、
女性の描く女性、男性の描く女性をそれぞれ見比べることができるものたのしい。

このあたりの作品は、額縁にいれられることもあれば、掛け軸として飾られていることもあり
額装もさまざまでおもしろいプレゼンテーションとなっていました。


近世になってくると、男女ともに小袖になってくるので、
形式上の男女差がなくなっていくようです。

そのため、より「着こなし」や「髪の結い方」、「帯の結び方」などで性差をだし
こだわっていくことになります。


こちらの展示を通して感じたことは、古来より日本人が感じてきた色彩の豊かさ
表現される 《男らしさ》 や 《女らしさ》 の変遷です。

色については、柄 on 柄のコーディネートも素敵で、
これは現代でも取り入れよう!と思います。

衣服によって動きが制限・制御されますが、
「きもの」を身に着けることによって自然とうまれる女性らしさ、というものも大切にしたいと思います。


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