For Dying Malls. / モールの未来は?土地活用にアイデアはまだある?

英語の宿題で、“A New Life for Dead Malls” というタイトルの記事を読みました。

アメリカでは70年代から、広大な敷地にいろいろなショップを誘致し、全土にショッピングモールラッシュがありました。

が、早いものだと90年代初頭には空洞化していき、ついには廃墟となっているものが増えているようです。

記事によると、建築家や地方自治体が都市計画を練り直し、現在はそういった20世紀の遺産をリノベーションさせ、学校や協会、医療施設や公共のホールなどに再生させているようでした。

内容をざっと読む限り、結局どこかが見捨てられ、新しいものに移っているだけ…?
と思わざるを得ず、あまり参考にならないような気もしました。


そういえば、日本でも、滋賀県の「ピエリ守山」が廃墟モールとして話題になっていたことを思い出しました。

2008年に200店舗で開業したはずが、その後数か月で近隣に競合モールが多数出店しどんどん状況が悪化。
さらに2010年には開発企業の大和システムが民事再生に。
かろうじて営業をつつけていた2011年ごろからすでに「廃墟モール」として有名になりつつあったようです。
そして2012年、地元企業への売却が決まり、2014年よりリニューアルオープンしていました。

参考) 「廃虚モール」からの復活 ピエリ守山、来店客の評判 



そもそも、ショッピングモールの需要ってなんだろう。

入っているお店も ZARA、ユニクロ、GU、OLD NAVY…。


田舎出身のわたしとしても、田舎をバカにしているわけではありません。
というか、むしろ、業者が田舎モノをバカにしているようなきがしてなりません。
「キミら、これでいいでしょう?」的な。

どこにいっても同じような店構え、ショップの顔ぶれ。
パッケージ化され、コピーコンテンツ、定型コンテンツ、ノイズを大量に推し売ってくる感じ。

それは何もモールだけではなく、都内各ヒルズや横浜の大型施設にも言えることです。

入っている店舗数や、“日本初上陸”といったフレーズでしかトピックをだせない複合施設が多すぎませんか。


最近、小規模だけど、元商業ビルを個性的に使っている例がいくつかあると思います。



たとえば、COMMUNE246

COMMUNE246は以前 246COMMON Food Carts Farmer’s Market (通称 246COMMON )として約2年間営業していました。

商業施設LaPlace南青山の跡地が遊休地となっていたろころ、カフェカンパニーの提案により遊休地活用プロジェクトとして期間限定オープンしていました。

出展店舗数は約20店舗で須が、個性的なお店、ワークショップを開催する自由大学やシェアオフィスが入っていて、すごくにぎわっています。

■COMMUNE246
開業期間:〜2016年11月30日
住所 :〒107-0062 東京都港区青山 3-13



もうひとつ、すごく良い場所だったけどすでに閉店してしまった MORI TRUST GARDEN TORA4 。

昼間の雰囲気 via the tokyo files 東京ファイル

夜の顔 via the tokyo files 東京ファイル

こちらも虎ノ門パストラル跡地にて、新築工事に着手するまでの期間限定でオープンしていた屋外型の施設でした。

元病院ということで敷地も約10,000㎡とひろく、キリン一番搾りガーデンをはじめ、移動型の屋外映画館や菜園、フットボール場など、おもしろい取り組みが詰まっていました。

土地の権利・契約の問題で2年程度で終了しましたが、オフィス街のまさに“オアシス” でした。


大きなビルを壊して、新しいビルを作る…。

それを全否定したいわけじゃないけど、もっと個性的でおもしろいもの、緑や空を遮らないものを作れたらきっと流行ると思うんだけどな~。


参考)246COMMON Food Carts Farmer’s Market 商店街をコンセプトにした屋外型商業施設が南青山に登場 @web across

I read an interesting article on the online edition of on The Atlantic, one of the oldest and most established media in US.

In short, it’s about shopping malls. In America, a huge number of shopping malls and shopping centers were built from ’70 to 80’. And many of them are ruined and abandoned now.

When a mall begins to deteriorate and no longer function as a mall, the surrounding neighborhoods, like other homes and buildings are vacated and that makes the crime rate increase.

But recently, they renovate and retrofit the dead or dying malls as churches, schools, or medical centers to name a few. It has just started, but I think it’s very interesting and necessary to face overbuilt malls.

In Japan, there are a lot of malls in the suburbs. Compared with the case in America, our population is decreasing and the situation will be worse in the near future.

In my opinion, it’s no use to build huge malls and huge complex buildings.

We, and by that I mean each person, need nature and space more instead of “clash and build”.

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