Too Much “Standard” / 定番の落とし穴。

最近、どの雑誌も“定番”を扱い過ぎ!

最初は『逆に新鮮だなー。』『わかる。』『“最新”とか“最旬”とかやや飽きたよね。』『“ノームコア”ってそのままだと流行らないと分析したんだな。さすが編集者たち。』とか思ったりしました。

もちろん、モード誌もOL誌もティーン誌もメンズ誌もカルチャー・モノ系マガジンも、“スタンダード”、“一生モノ”、“偏愛アイテム”…と表現は違えど全体のうちある一定量は『定番』を扱ってきました。

でも、定番が主役になるとなんかつまらない。

というか、定番に名を借りたベーシックアイテム押し・シンプルカジュアル祭りが最近のトレンドですね。

いいんだけど、あんまり一辺倒だと、なんか脳が拒否。

そんな感じでこの一ヶ月くらい、やたら攻撃的な色&柄を身につけたくなるわたしです。


並べてみると、主に赤。

クリムトとポロックをアマゾンの熱帯に放り投げたような柄。

あるいは、モネの睡蓮を蜷川実花風に加工したかのような柄。











なんだろう。
軽々しく『定番』を扱うことにそもそもの抵抗感が…。

そもそも、20代、30代(前半)で定番を語るには10年早い、と言いたいです。

『みんな着てるから。』とか『売れてるから。』とか『メディアが“定番アイテム”て言ってた。』とかじゃなくて、本当の『定番』は試行錯誤の末やっと見つかる絶妙にしっくりくるもの。

その過程を経ずに『定番』に到達するなんて、イカサマよ!

相当な失敗、恥、金銭的ロスを経験してやっとみえてくるのがあなたの『定番』。


並べてみてわかりましたが、わたしのワードローブからこのテの色&柄がザクザク出てきました。

似てると思われるかもしれませんが、どれもかなりお気に入り。

もしかして、わたしの『定番』はこのテの品なのか?

数年後、クローゼットをあけて確かめようと思います。





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