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5月, 2014の投稿を表示しています

My latest shopping. My first lithograph of Matisse / 『絵が買いたい』

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ついに、マティスのリトグラフを購入しました。 「いつか絵を買おう」。 そう決めて数年。 もともとは彫刻がすきでした。 絵ももちろん大好き。 ただ、所有するとなると彫刻はまずあきらめ、絵にしようと思いました。 好きな絵はたくさんあるので、だれのどの絵が一番か…というと難しい。 ただ、 MoMA で 《DanceⅠ》 を観て以来、 1909年の作品。見事な調和。 損保ジャパン東郷青児美術館のサーカス展 (2007年)以来、 2007年の展覧会。 はじめて絵を買うなら、とにかくマティスの【Jazzシリーズ】に、そう思っていました。 本人の意思に反してフォーヴィスム(野獣派)といわれた頃。 活きているような線、その色彩、描く対象。 そのすべてで別世界へ導いてくれるアンリ・マティス。 額装して、お部屋に飾っています。 死ぬ直前まで創作していたし、長生きのうえ多作なことも手伝って、絵画や素描については 本物を目にする機会も多い画家ではあると思います。 そんなマティスのなかでも私のいちばん観たい作品はこちらの教会。 次フランスに行くときはヴァンスの ロザリオ教会 へ行ってみようと思います。 光が降り注ぐ祭壇。 この田舎町にある小さな教会は、 昨年末に行われた 吉岡徳仁さんの展覧会【クリスタライズ】  の目玉でもあった ≪虹の教会≫ のもとにもなっています。 虹の教会。圧倒的な空間。 最終的には 光 = 自然 が完成させる作品です。 water block 同じ文脈にあるということで一緒に所蔵されている椅子。 オルセー美術館のなかでも最も人気のある展示室のひとつ、印象派ギャラリーのベンチとしても有名な ≪water block≫。 おなじコンセプトの作品は六本木ケヤキ坂にもありますよね。 入口 参考  新生オルセー美術館 MMM - メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド インタヴュー           【Fashionsnap.com】 吉岡徳仁クリスタルの世界 公立館初の大規模個展を開催

Fasting Experience / 初めてのファスティングを経て。

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直前に彼氏と別れたため、このゴールデンウィークは、とにかく暇でした。 いや、そのままいくと暇になりそうでした。 暇ほど怖いものはありません。 そこで、恒例のマクロビ保養所へのステイだけではなく、ゴールデンウィーク後半はファスティングに行くことにしました。 一食分のお食事 初めてのファスティング! 知識はあったのですが、別段積極的に行きたいとは思っていませんでした。 暇だし…と、特に「痩せるだろう」とか、「味覚嗅覚が鋭くなるだろう」「世界が変わるだろう」なんて 期待をせずになんとなく行ってみました。 国内にいくつかファスティングできる場所があるのですが、 まず一番リーズナブルでかつ厳しそうな 大本山・成田山の断食修行 。 予約のため、確認したところケータイなどの持ち込み不可・入浴不可。 どうしても仕事の関係で連絡が取れる状態を作っておく必要があるため、ケータイ・PCの持ち込みが不可だと今の私は断念せざる負えません。 やはり生半可な気持ちではいけない場所でした。 成田山。さすが開山より1,000年以上たつ名門です。 結局、友達がアレンジしてくれた草津のファスティングホテル 「HOTEL KURBIO(クアビオ)」 へ。 レセプションすぐのリビング。窓が大きくって開放的! 暖炉やマガジンラックも。 ものすごく良いホテルでした! どうせほとんどなにも食べないんだし…とおもい、ろくにサイトを見ずにホテルへ到着したので 前情報ゼロ。 それだけに驚きがすごかったです。 開放的でリゾートのような内装・レイアウトで、しかし、おそらく全12室程度と少人数しか泊まれないよう。 オーナーの趣味が非常に良いのだと思いますが、接客も非常にこまめで、全方位リラックスできます。 ちなみに、ファスティング(断食)とはいうものの、ジュースファスティング。 つまり、必要最小限のエネルギー、塩分、酵素などはジュースなどの水分で補いつつ 無理なく行うマイルドなものです。 味噌汁は優しい麦みそ仕立て。 このニンジンジュースが画期的なおいしさ! 有機の人参をジュース一杯につき一本、それを有機

About good locations / 捗る場所!

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“捗る場所“ ってありますよね。 私はおそらく高校生のころから、静かな場所では集中できません。 図書館なんてもう最悪…。 本来静かであるべき場所だからこそ だれかのケータイが鳴る音、 なにかを落としたり、椅子を引いたり たとえば寝てる人のいびきが聞こえたり… とにかく気になってしまいます。 本を読むにも、勉強するにも、仕事をするにもちょっとがガヤガヤいっているくらいがちょうどよい。 そんなわたしの最近の “捗る” 場所はこちら。 n.1   starbucks 表参道B-SIDE店 一階の小上がり?にあるひとり掛けローソファーが捗る! wifi が完備されているスタバの中でも、私はここが一番好きです。 電源も確保可能。 最近はファスティングの効果もあってか、デカフェをチョイス。 むかし銀座マロニエ通り店に暖炉があったころはそこがダントツでしたが…いまはココです。 n.2   都立中央図書館の食堂 カフェテリア、というよりも食堂。 ただし、お昼でもあまり混まず、窓からは気分転換に緑が眺められ、意外と長居できます。 閉館時間に合わせてこちらも閉まるので、休日も16時くらいまで。 デッドラインが早いので、なんだか集中力が上がります! サラダをゆっくり食べながら居座っています。 都立日比谷図書館の蔵書を引き継いでこの地に開館されたようで、もちろん蔵書も都内最大級。 n.3   UT cafe BERTHOLLET Rouge 東大の象徴・赤門の北に新築された、安藤忠雄さん設計による福武ホールの一角にあります。 ガラス張りのゆったりとした空間で、これまたあまり混んでいません。 このボリュームで1000円以下 ランチのボリュームがすごい…。 オープンカフェスペースでじっくり。 電源が封鎖されていることが難ですが、学問の殿堂ということで、なんとなくモチベーションが上がります。 表参道のカフェ 「Le cafe BERTHOLLET」のブランチのようです。 その他、まめひこ@渋谷、フグレン@代々木公園、凛@銀座などなどお気に入りはありますが…。 また別の機会にまとめます。

TASAKI 60th party / リブランディングの行方

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昨日、TASAKI(旧田崎真珠)の60周年パーティ 「TASAKI 60th Pearl &Diamond Jubilee ELEMENTS」にお邪魔しました。 「TASAKI 60th Pearl &Diamond Jubilee ELEMENTS」 歴代創業ファミリーによる経営からの脱却、 銀座本店のリニューアル、 社名、ロゴ、制服の一新、 世界のトップデザイナーとのコラボレーション… 「リブランディング」と聞くとまず思う浮かべるのはTASAKIです。 2005年10月期から最終赤字を続けていた田崎真珠は、ついに2008年10月に投資ファンドであるMBKパートナーズの傘下に入り、創業家社長であった田崎氏が退任されました。 その後、2009年1月より欧米のファッションブランド再構築を成功させた田島社長が就任。 今に至ります。 真珠の養殖から加工、卸、販売までを行なうことを強みとしてきたようですが、田島社長就任後は卸の比率を下げ、販売に力を入れてきたようです。 それまで有力百貨店への出店やドーバーストリートマーケット、伊勢丹ザ・ステージへのイベント出店、またアジア展開などを成功させました。 参考  「タサキ」が伊勢丹ザ・ステージで最新作を全世界に先駆け展示販売      毎日新聞:社長インタビュー 当初、顧客層は50代がほとんど…。 20~30代の女性が憧れるブランドはティファニーやカルティエ、ブルガリといった外資ばかりだったのではないでしょうか。 (ちなみに、田崎はダイヤにおいても国内唯一のステークホルダーですが、あまり知られてない…。) 2009年秋には、タクーン・パニクガルをクリエイティブディレクターに起用し、いままでのトラディショナルなイメージを覆すような革新的なコレボレーションを実現。 balanceシリーズより そのころから、タクーンのコレクションラインに加え、 マリーエレーヌ・ドゥ・タイヤックとのコラボレーションや 若手有望デザイナー、メラニー・ジョージャコプロスとのラインなど 30代にターゲットをおいた商品を展開。 MHT シリーズより どの試みも、もともとの強みであった良質な真珠、職人による高い技術を最大限生かしたものだったよ

Museum Addict. Yamatane Museum / 山種美術館、その三。

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山種美術館の直近の展示がこれまたよい! 現在みられる 【クールな男とおしゃれな女 ―絵の中のよそおい】 です。 松園の美人画と支倉常長。 有職故実。まず、このワードが重要! 平安装束から武家の甲冑など、また江戸時代のアイドル歌舞伎役者の衣装など。 日本の「きもの」はとても優れた発展、進化、受容と変容を遂げてきたことがわかります。 “クールな男” 部門ですが、やはり織田信長さん。 信長が描かれた絵があったのですが、派手なヒョウ&トラ柄。 前田青邨作 しかも、片身替わりというきもので、桃山時代に流行したものらしく、 背縫いを挟んで左右全く違う模様が表わされているのが特徴です。 現代でもこういった「きもの」は存在するようです。 元々は、貧乏下級武士の二枚の着物を繕って一枚にして用いた…ということで 生活の知恵からくるものらしいです。 “おしゃれな女” 部門では、 美人画で有名な上村松園さんの作品と 朝丘雪路さんの父でもある伊東深水さんの作品がとなりにあり、 女性の描く女性、男性の描く女性をそれぞれ見比べることができるものたのしい。 このあたりの作品は、額縁にいれられることもあれば、掛け軸として飾られていることもあり 額装もさまざまでおもしろいプレゼンテーションとなっていました。 近世になってくると、男女ともに小袖になってくるので、 形式上の男女差がなくなっていくようです。 そのため、より「着こなし」や「髪の結い方」、「帯の結び方」などで性差をだし こだわっていくことになります。 こちらの展示を通して感じたことは、古来より日本人が感じてきた色彩の豊かさ 表現される 《男らしさ》 や 《女らしさ》 の変遷です。 色については、柄 on 柄のコーディネートも素敵で、 これは現代でも取り入れよう!と思います。 衣服によって動きが制限・制御されますが、 「きもの」を身に着けることによって自然とうまれる女性らしさ、というものも大切にしたいと思います。

Museum Addict. Yamatane Museum / 山種美術館、その二。

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またまた山種美術館について。 毎回、展示内容は学芸員、キュレーターの方の知恵のたまものです。 所蔵品をよく理解し、新しい解釈を加えた色々なキュレーションが特徴だとおもいますが、 テーマがすごく面白く、勉強になったものを2点ご紹介。 ひとつめは 【 Kawaii 日本美術 ―若冲・栖鳳・松園から熊谷守一まで― 】 開催時のポスター 目玉として、後期日程で伊藤若冲の 《樹花鳥獣図屏風》 も静岡からレンタル。 上が右隻、下が左隻。 右隻は「獣尽くし」、左隻は「鳥尽くし」で、白い像の右隻は特に有名で知っている方も多いかもしれません。 身近なものから、舶来の動物、または実在しない空想上の生き物まで、様々な鳥獣が水辺にあつまり、生命力あふれる迫力の屏風でした。 震災直後、プライスコレクションが東北のほうに来ていましたが、残念ながら見に行けず…。 直に若冲の著名な作品を見ることができ、本当に良かった。 参考  「若冲が来てくれました―プライスコレクション 江戸絵画の美と生命―」 さて、若冲といえば、最近おもしろいヴァリエーションが。 teamLABによる映像作品として、エキジビジョンがあり、見に行きました。 『鳥獣花木図屏風』をモチーフに現代のテクノロジーと融合させた作品です。 最先端技術をもってしても、“消費”されない芸術。 その深遠なアイデンティティ、イメージの強さには驚かされます。 参考  teamLAB 【若冲幻想】          チームラボによるデジタルアート作品の展示がKITTEの開業1周年を記念で開催。 もちろん! 若冲だけではなく、むかしから可愛いものとして描かれてきた幼いこども、小さな動物などなども。 特に気になったのは 【波乗り兎】 という作品です。 作者の守屋 多々志さんは知らない方だったのですが、とにかく作品がユーモアがありかわいい! 扇形の作品 解説によると、「波(浪)に兎」は古くから絵画や工芸に取り上げられてきたテーマのようです。 兎が月、波が水に結びつくことから火除けの意味を表すこともあるようです。 どこに向かっているのかわからないつぶらな赤い瞳がきれい。 やはりむかしの人も白いもの、ふわふわなものには弱かったのでしょう

Museum Addict. Yamatane Museum. / 山種美術館、その一。

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美術館がだいすき! むかしは大きな美術館(ルーブル、プラド、MoMAなどなど)でいわゆる歴史に名を刻んだ名画を見ることがすきでした。 わたしは両親(父⇒旅行がすき、母⇒絵画がすき)の影響で10代から西洋絵画については 本物をみる機会に恵まれていたように思います。 ただ、このところ、自分が生きている「いま」に興味があったり、どうしても大きな美術館にいくと疲れてしまう…そんなこともあって、規模感の小さなギャラリーやスモールミュージアがムブーム。 そのほうがよりリラックスして、しかも作品に近づいた気分になれる! I often visit museums and galleries as well. Recently, I like small museums rather than huge ones because I feel more relaxed, and I can feel like getting closer to art pieces. さて。 山種美術館 には行ったことがありますか? 恵比寿と広尾のあいだくらい…にある私立の日本絵画を扱う美術館です。 こちらは2014年5月時点での展示内容。 展示は地下一階だけの小さめの美術館。 入口をぬけるとすぐに出迎えてくれるのはたくさんの鶴。 わたしはこの陶板壁画 《千羽鶴》 が特にすきで、毎回ここでしばし立ち止まります。 陶板壁画の隣がコンクリっぽいのも素敵。 大きさもさることながら、微妙な黒地の素地に、金色で描かれた鶴たちは本当に優美。 モダンであり、日本古来のテーマや色彩を重んじているところ、ずっと眺めていられます。 というのも、鶴がどんどん増殖していく…というイメージはどこかエシャーの絵のような中毒性を感じます。  Liberation by  M.C.Escher  Liberation by  M.C.Escher ゆっくり展示をみたあとは、1階カフェでお茶も。 「Cafe 椿」にて 展示のテーマや、実際描かれているモチーフがそのまま和菓子になっています。 お抹茶もいただけますが、このときはコーヒーに。 この写真は1月